住宅ローンの相談ならFP住宅相談ネットワーク

住宅ローンをファイナンシャルプランナーに相談するならFP住宅相談ネットワーク

電話でのお問い合わせはこちら 0120-120-400 (営業時間 9:00~22:00)

住宅購入とお金の本

特集25こんなことで住宅ローン審査が通らない!?

東証1部上場企業に勤続15年、自己資金の準備も出来ました。さて、いざ住宅ローンの申し込み!・・・あれ?どうした訳か審査が通らない・・・、そんなはずは??でも、実際に起っている現実があるのです。
今回のテーマは、「こんなことで住宅ローン審査が通らない!?」FP住宅相談ネットワーク代表・黒須秀司講師による実例を踏まえた”誌上セミナー”です!

■いくら年収が高くても

つい先日のことです。開業医のAさんがご来社されました。ご相談は、何故だか住宅ローンの審査が通らない。お話しをお聞きすると、クリニックを開業されて10年、ご年収は3,000万円、自己資金は2,000万円、借入希望額は5,000万円、30代の方でした。クリニックの経営は順調、通常で考えれば何も問題がない状況です。Aさんによれば、何故通らないのか銀行の担当者に聞いても”総合的判断”ということで、具体的に何が原因なのか教えてもらえないとのこと。困り果てて、私共までご相談に来られたという経緯です。
Aさんにお聞きしても思い当たる節がないとのことでしたので、私共のアドバイスによりご本人の個人信用情報を開示してもらいました。結果、理由が判明しました。Aさんは以前利用されていた携帯電話を2年しばりの料金プランで契約されていました。Aさんご本人は、毎月の携帯電話の支払いは通話料というご認識だったのですが、電話機本体は分割払いの借入として通話料金に上乗せされていますので、れっきとした借入をされていた訳です。但し、携帯電話本体くらいの借入では、審査上大した影響はありません。問題となったのは、以前お使いの携帯電話のキャリアを現在お使いのキャリアへ変更された際、以前お使いの携帯電話の最終回のお支払い通知がAさんのご実家へ届き、知らずにしばらく放置されていたご様子だったのです。それにより、Aさんの個人情報に延滞の情報が登録され、住宅ローンの審査が通らなかったのです。
このように、近年携帯電話の本体を一括払いにされない契約が増加していますが、そういった方々には借り入れという意識がないために、その支払いの遅れが個人信用情報に”傷”を付けるというケースが増えてきています。ご年収がいくら高くても、個人信用情報の”傷”が消えるまで住宅ローンが組めなくなる恐れがあるのです。

■個人信用情報の”傷”はいつまで残るの

特集25 こんなことで住宅ローン審査が通らない!?

上の書面は、ある個人信用情報機関の信用情報開示報告書の見本です。赤枠で記したところが過去24カ月間の入金(引落し)状況の記録になります。"$"マークがついていますので、この記録上の24カ月間はきちっとご返済されているということが分かります。もし、この方が、入金日(引落し日)に残高不足等で返済されず、放置されるとその月の記録に”A”という記録がされ、銀行やクレジット会社がその方の個人信用情報を照会した場合に分かることになるのです。
入金(引落し)の記録は24カ月間ですので、返済が継続しているものは最新の24カ月間のみ記録されて行きます。もし、”A”などの記録がついていても、毎月記録は動いて行きますので、24カ月を過ぎた時点で記録から消えることになるのです。
しかし、”○○会社からクレジットを組んだ”や”○○会社からキャッシングをした”という記録は、完済から5年間記録が残ります。

■単純な引き算ではない

以前、東証1部上場企業に勤続10年の35歳、年収600万円、自己資金300万円お持ちのBさんが4,000万円の住宅ローンを組もうとご来社されました。Bさんはインターネットのあるサイトの簡易計算で”4,500万円まで借入可能”との結果をご覧になり、その後ご来社されたのです。Bさんの場合、一般的な銀行の審査であれば借入額4,510万円まで審査のテーブルに乗りますので、4,500万円までの借入可能という結果は間違いではありません。しかし、私共でBさんのお話しをお聞きした結果は”ほぼ不可”との判定でした。何故かと申し上げれば、Bさんは200万円のマイカーローンを金利2.9%、60回払いで組んでいたのです。Bさんとしては、ご自身の借り入れ希望額は4,000万円なので、4,500万円-200万円=4,300万円までは大丈夫と考えられていらっしゃったようです。また、多くの方はBさんと同じように思われるでしょう。しかし、答えはNOです。一般的な銀行の考える借入可能額の算出は、マイカーローン残高を単純にマイナスするのではなく、マイカーローンの返済額が住宅ローンに換算するといくらになるかで計算されますので、4,510万円-810万円=3,700万円が正解なのです。既存の借入が住宅ローンの審査に大きく影響することがお分かり頂けたでしょうか。

■あなたの”どうしよう”に応えます

個人信用情報は非常にデリケートな問題ですのでご家族の誰にも相談できないケースもあると思います。それが仲の良いご夫婦の間柄であってもです。そのような方は、FP住宅相談ネットワーク各社にお問合わせください。ご家族に分からないよう個別のご相談にも応じております。過去にも多くの方がご相談で来社され、その方に一番適した方法で、それまで半ばあきらめていた夢のマイホームを手にされた方がたくさんいらっしゃいます。
FP住宅相談ネットワークは、あなたの”どうしよう”に応えます。お気軽にご相談ください。