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住宅ローンが通らないケース10

ケース2:ちゃんと返済したのにどうして?銀行系のカードローンの所持が原因

ケース2:ちゃんと返済したのにどうして?銀行系のカードローンの所持が原因

弊社で初めて物件見学をされたH様が苦労されたケースです。

H様は現在結婚3年目、奥様とお腹の中のお子さん(5ヶ月)といった家族構成。独身時代から趣味にお金を使うことが多く、みなさんもよくテレビCMで見かけるような『銀行系カードローン』を利用して、お給料日前を乗り切っていました。

H様は現在年収が700万円、奥様も現在お勤めで年収が400万円と収入自体には全く問題がありません。奥様のお勤め先は規模も大きく、育児休暇制度もしっかりしている為、出産後も早めに復帰をされるということで、今回はご主人様とペアローンをご選択されました。

弊社のスタッフが
「現在カードの借り入れや過去にカードの延滞などの経験はございますか?」とお尋ねいたしましたところ、お二人とももちろん答えは「ありません。」でした。そう、ご主人は何度も何度も繰り返し利用をされていたにもかかわらず、一度も延滞はなかったのです。
ところが、弊社で事前審査を記入し、実際に銀行に持ち込んだところ、結果は『不承認』。もちろんこれにはご本人も、弊社スタッフもびっくりでした。

銀行担当者に原因を聞いてももちろん『総合的判断』としか、教えていただけません。ということで、弊社FPとHさんで原因を考えましょうとミーティングを聞くことになりました。

FPは当初、H様に「借入はありませんか?」「リボ払いでの商品購入はありませんか?」などいろいろな質問をしてみましたが、やはり思い当たる原因を見つけることは出来ません。

こうなると、ご本人にご自分の個人信用情報を取り寄せていただき、確認してもらうしかありませんので、某個人信用情報機関に依頼し、情報を取ってきてもらいました。すると、個人信用情報のなかに、ご自身も記憶の無いカードローン枠が記載されていました。合計5社、カードローン枠合計がなんと1000万円近く!!
結局、この内容をひとつずつ確認していくと、独身時代に使っていたカードローンの限度枠が、しっかりと延滞なく利用されていたことでドンドン拡大。
さらに、ご本人は全額返済したため、既にカードは解約されたものと思っていらっしゃいましたが、ちゃんと生きていたのです。カードの登録住所がご実家になっていたため、郵便物などにも気づくことなく数年が過ぎてしまっていました。また、銀行でお金を借りたことがあっても、延滞することなく返済が終了しているので、ご本人は個人信用情報で問題として取り扱われるといったことはないと認識していらしたらしく、弊社スタッフには何もおっしゃらなかったそうです。

【FPの解決の経緯】

銀行系のカードローンと言っても住宅ローンの審査においては、消費者金融、クレジットカードのキャッシング利用と同じく「繰り返しお金を借りる」といった習慣がある、または利用枠を残していることは「将来また借りるため」と判断されるケースがあり、今回のように大きな枠の場合は、万が一にも一度に全部借りてしまうと住宅ローンの支払いが不可能になるため、『不承認』だったと考えられます。

最終的にはH様は未利用の銀行系カードローンの枠を全て解約し、再度銀行に審査を申し込みました。結果、無事ご新居を見つけることが出来たのです。

今回のケースは支払いの延滞がなく、問題なく解約できたことで再度住宅ローン事前審査をかけることが出来ましたが、借入先が良くない場合や、多少滞納があった場合、近年良く聞く「過払い利息の減額請求を行った」などの場合にも、個人信用情報機関には不利な登録がある場合があります。
ご心配のある方は一度、住宅ローンアドバイザーなどにご相談される事をオススメいたします。

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