住宅購入に関するよくある質問
Q8:先日、友人が家を購入したので、新居祝いに行ってきました。その時、友人に「今は税金が戻ってくる制度もあるから家でも探してみれば?」と言われました。今は、どんな制度があって、どのくらいの税金が戻ってくるんですか?
A.「住宅ローン控除」という制度があり、10年間で最大500万円の税金が戻る減税制度です。
「住宅ローン控除」とは、返済期間10年以上のローンを利用して家屋を取得した場合、入居の年から10年間、年末ローン残高の1%が所得税と住民税の一部 から控除されるというものです。借入額・所得金額が大きいほど、戻ってくる税金も多くなる仕組みとなっていますが、最大500万円の控除が受けられるの は、2010年の入居までとなります。(下記「住宅ローン控除の概要」)
入居年 | ローン残高の上限 | 控除期間 | 控除率 | 最高控除額 |
2010年 | 5,000万円 | 10年間 | 1% (1.2%) |
500万円 (600万円) |
2011年 | 4,000万円 (5,000万円) |
400万円 (500万円) |
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2012年 | 3,000万円 (4,000万円) |
1% | 300万円 (400万円) |
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2013年 | 2,000万円 (3,000万円) |
200万円 (300万円) |
来年度(2011年)以降の入居については控除枠が100万円づつ減少していく点に注意が必要です。
仮に今年入居できる物件をご購入頂く場合と、2014年以降にご購入頂く場合、最大500万円の税額控除差が発生する可能性がありますので、購入する年次に応じて購入物件の価格を見直す必要があります。
※控除を受けるにはその年の合計所得金額が3,000万円以下(給与所得の場合は総支給額3,336万円以下)などの要件があります。詳しくは税務署にてご確認ください。